これはほんとに酷い

もう寝ようと思っていたのに。どうやら健康的な生活を送れない運命らしい。うむ。


これは酷い。

手塚治虫さんのマンガ「リボンの騎士」が、4月3日に発売の月刊マンガ誌「なかよし」5月号(講談社)で、41年ぶりにリメークされることが明らかになった。手塚さんの原作で、アニメ「もやしもんヤッターマンなどを手掛ける高橋ナツコさんがシナリオ、マンガ「ぴちぴちピッチ」の花森ぴんくさんが作画を担当する。

(強調は私)



これだけだと何が酷いのかわからないけれど、記事にある画像をみると瞬間的に理解できるはず。これ、絵柄が趣味悪すぎるというのもあるけれど、趣味どうこう以前にそもそもプロの水準に達していないですよ花森さん(あんたが糞びっちだろ)。よくもまぁ手塚治虫のリメイク引き受けたな。依頼するほうも頭おかしいんじゃなかろうか。


なんだろうね、『ヤッターマン』とかも酷いし。なんであんな気持ち悪い自称姉妹を出したり和田アキ子出したりしてるんだろうか。読売TV死ねよ。主題歌の件もそう。元ネタに愛情がないんだよ、敬意がないんだよ、お前ら。安易に親世代になった団塊Jrあたりに狙いをつけているんだろうけど、糞だよお前ら。元ネタと無縁な汚らしい年寄りと脳みそスカスカな連中が嬉々として会議してる様子が目に浮かぶわ。金、かね、カネ…死んでいいですよ、ほんと。


椿三十郎』もアレ(脚本はオリジナルのまま)だというし。だいたいリメイクするには理由があるだろ、普通。人形ギコギコ動かしてた『失われた世界』もいいけど、当時には考えられなかったほどのCG技術でほんとに生きているかのように恐竜を動かして見せた『ジュラシック・パーク』は映画としてはイマイチであってもあの映像だけでも十分価値があるでしょ。ああいうのなら分かる。


しっかし、ご本人が死んだからってすき放題やりすぎだろ、権利者ども。黒澤明手塚治虫ろくな相続人が居なかったんだろうな。とりあえず、血縁は虫して、一緒に作ってきた人とか愛情と能力のある後継者っぽいい人達に譲るような遺言書を書いておいて欲しかったな。血縁は色々と面倒だし、正視できないんじゃなかろうか。ということで宮崎駿監督もちゃんとした遺言書書くように。


ところで。どうでしょうか?松本零士大先生。この惨状を見てなお著作権70年とか仰いますか?家族・遺族のためということですが、大事なお身内とはいえ金が欲しいとなると、先生が命削って作り上げた作品がこういう扱いされる可能性があるわけですよ。こんな糞リメイクを大々的にメディアで垂れ流されるくらいなら、能力、敬意を持った素人の二次利用のほうがはるかにマシだと思うけどなぁ。レベル低すぎるだろ花森とか。


将来『銀河鉄道999』の糞リメイクが作られたら鼻血出てしまいます。まだパチンコに使われるほうがマシです(こっちも相当いやだけど)。なので、松本先生も、もう著作権死後70年でいいですから、ちゃんとした遺言書をのこしてください。お願いします。