面白いねえ、証人喚問。馬渕がなかなか怖い感じで迫っていたのが印象的であった。高市早苗ではアレは無理。あと宝蔵院流槍術第二十世宗家にして奈良市長をくびになって再出馬して落っこちた直後に何故か国政へと打って出た世襲議員鍵田忠兵衛さんにも無理だろうなあ。直前まで市民のためにとか言ってて国会へいくっていうこの洗濯。選択。


で、総合経営研究所内河健というお方ですけど。なんか大村昆と塩爺を足して3で割って1/2回転ヒネッタ様な見た目。最初は勢いよかったのに馬渕氏に文書を突きつけられるとショボーンとなってあとはグダグダ。業界ではカリスマ(みんなカリスマの意味間違ってないですか?というか安売り。ディーバとかもそう)で、こわーい人だったとのことで。こういうパターン多いよねえ。影というか組織内ではすげーんだけどお天道さまのもとに引きずり出されると塩をかけられたナメクジのようになる。ほれ、ダイエーのセクハラ社長だかもそう。当然のように異常なことをやっていたのがタイーホされるとショボーン。エライ人たちはいい加減気が付くように。あと馬鹿だという自覚を持ったほうがいいですよ。大抵は頭が切れるから昇進したわけではないのだから。


で、ざーっと見渡すと、皆欲に目が眩んだだけのことなんですねこれ。内河さんもそう。内河さんのコンサルティングを受けた会社もそう。建設会社もそう。アネハ氏もそう。でもねえ、アネハ氏はまあ、正直に言うと、干されたら困るということで半分パニックになるというのはわからんでもないけど。確かに、困ったからって泥棒していいのか(マンション買った人)って言われるとそりゃダメだよなあと思うけど、世の中には生活保護を受けるよりは自殺を選ぶって人もいるんだし。でもまあ、このおっさんが自白しなけりゃ出てこなかったのでその寄与はそれなりに評価してもいいと思うけど。なんとなれば戸塚ヨットスクール校長似のヒューザー社長小嶋さんが言ったと一部報道にあったように地震が来て壊れるまでほっときゃばれないといったことも十分現実になりうるはずだし。阪神淡路の時だってそうとうに怪しい手抜き工事の実体が露になったのに規模の大きさにまぎれて、あるいはどたばたにまぎれてちゃんと追求されなかった、しなかった。建築基準を厳しくしただけ。それがコレにつながったんじゃないの?


やっぱじめじめした日陰で訳のわからんこと=道理の通らないことを勢いで通そうとする馬鹿な上司は早めにちゃんと潰しておかないとダメだお。馬鹿上司のさらに上がやっぱ馬鹿であって突っ込んだら干されるだの首になるだのありそうだから、上に報告せずに“問題→すぐ訴訟”というケースも一時的には増えるかもしれないけどやるしかないよなあ。内部告発の仕組みを作らんといかんよん。密告ではなくって。


しかし既に成熟している領域で濡れ手で粟みたいなおいしい話が残ってると考えるほうもおかしいよなあ。中国の需要で高くなってる鉄筋が減らせるものならとっくにやってるって。気付いてるけど言わなかっただけなんだろう。言わなきゃ逃げられると思っているんだろう。減らせといったがもちろん法令の定める範囲内という前提だったとかなんとか。馬鹿にしているな。ん?なんの話だっけ。ま、いいか。