もう歴史と呼んでもいいころ

そういえば、先日パンドラの箱を開けてお掃除してきたときに見つけて、これを持って帰ってきた。





『今日のソ連邦』という雑誌。ソ連大使館広報部が編集、発行は新時代社。すげぇ。1989年7月15日号だと。





その目次。一番でっかく取り上げられているのが『第1回ソ連人民代議員大会』『ミハイル・ゴルバチョフ議長の施政方針演説(概要)』で、当時ゴルビーとか呼ばれて西側の受けもよく日本でも不思議な人気があったゴルバチョフの写真が大きく載っている。






で、その次の次くらいに小さな字で『ペーニヒとコペイカソ連・西ドイツ関係に新たなページ』と書かれている。ソ連もそうだけどすっかり忘れていた西ドイツ。懐かしい。


この直後にベルリンの壁が崩壊。2年後にはソ連そのものが崩壊。確かこのころはオーストリアを経由して西側へどんどんハイキングのように亡命するひとがでて、その流れが止められずどんどん大きくなっていって、遠く東の果ての島国の山の中でニュースで見ている分にはなんだかすごいことが、それもいいことが起こっているようで見ていて楽しかった。まぁ当事者はそれどころじゃなかったんだろうけど。


そういや東西ドイツが統一された10月3日、遅刻しそうになりながらその瞬間をTVで見たな。なんだかすごいお祭りのようで明るかった。