スパイダーマン:ホームカミング 【Spider-Man: Homecoming:2017】

見た。

トム・ホランドのピーター・パーカーはサム・ライミ版のトビー・マグワイアに似ているけれどもう少し若くて元気で軽め。この映画は『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』に続いていて、伯父さんはもういない。おばさんがマリサ・トメイで映画の中でもクイーンズではイタリア系の美女ってことで通ってる。実質ヒロインのような気がしないでもない。それにしてもマリサ・トメイはずーっと映画に出続けていてエライ。トニー・スタークはこのマリサ・トメイのメイ伯母さんを知っていることになっている。ひょっとしたら二人で主演した『オンリー・ユー』【Only You:1994】のなにか匂わせるかなと思ったけれどわかんなかった。

今回のスパイダーマンはこれまでよりもいっそう間が抜けていてコメディになっていた。考えてみれば当たり前だけどそれまで来ていた服を脱いでスーツに着替えるところは間抜けだしマンハッタンの摩天楼ではない郊外では糸を使ってひゅんひゅん移動とはいかないので人んちの庭先を走ったりすることになる(ここでジョン・ヒューズ監督の『フェリスはある朝突然に』【Ferris Bueller's Day Off:1986】が庭のTVに映っている)。そういう意味でも社長が言っていたようにせまーい範囲マンハッタン限定のヒーローでいるのは自然なことだった、と納得する。

ピーターの家にあった白いアルマジロ(お腹だけ金色)のランプが欲しい。