明日に向って撃て! 【Butch Cassidy and the Sundance Kid】
これを見た。
- 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
- 発売日: 2001/09/21
- メディア: DVD
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むう。どう考えても何回か見ている。ラストはちゃんと覚えていたし。しかし、子供のころにこれを見てもつまらなかっただろうなと思う。これと言った分かりやすい見せ場はないしね。
じゃぁ年食ってから見てどうかというと、悪くない。という程度。全体としてはどこかバランスが悪いような。いや、面白いけれど、傑作といわれるとどうかなと。これを見ている今は、公開された時代とは大きく違うから、という理由もありそうだけども。
音楽は軽いし、コメディなところもあるけれど、やっぱりこれはどうしようもない男が死ぬ話で、結末を知りつつみていると疲れる。
しつこいくらいに列車強盗をやって、同じ会社の同じ担当者を襲った所為で、そこの社長が怒り、金に糸目をつけない勢いでやり手の保安官やなぜか名前に卿がついている原住民のトレイサーたちからなるドリームチーム(恥)をやとって二人を殺そうとする。あの長い逃走の場面は面白かった。ほとんど小さな豆粒のような追手が誰なのかを二人が推理するだけで、ちゃんとカメラで写してはいない。それが徐々に近づいてきてぼんやりと人らしい顔が見えるようになる。その無音で淡々と、しかし確実に(岩場でさえ追跡してくる)近づいてくる様子はとても緊張感があって面白い。遠目にカンテラの明かりが見える夜の追跡シーンはすっごいいい。この映画の2年後に作られたスピルバーグの『激突!』とも似ている感じ。
ボリビアであの有名な最期を迎えるわけだけど、どうしてあんな大量の兵が投入されたのかがいまいちわからない。なんだろう。ヤンキーの社長が金で雇ったんだろうか。
追記:こいつら実在やん。しかもワイルドバンチやん。 → ワイルドバンチ (強盗団) - Wikipedia