晴れ


暑い。

先日夏の盛りは過ぎ去ったなどとほざいたのはこの口かっ!イテッ

玄関を開けて右半身を出した途端に猛烈な日差しを浴びて即退却。猛烈な日差しというが、実際素肌を晒していた腕や顔には殆ど圧力を感じたくらいで、何者かの悪意を感じざるを得なかった。

残酷な日差しでは足りぬ。悪逆非道な日差し、人道に反する日差し、無間地獄とはこういう所ではないのかと。まったく、心なしかセミの鳴き声も止んでいたような気がする。暑すぎて死んだセミもいるのではなかろうか。暑すぎて枯れたひまわりもあったのではなかろうか。暑すぎて為されなかった宿題も山とあるのではなかろうか。これでは墓参りも出来ん。一周忌にいけなくてごめんねばあちゃん(暑いんだもん)。