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東方社(木村伊兵衛!)が撮影して発表していなかった東京大空襲の写真についてのドキュメンタリー。
580枚、という数字から想像したような内容ではなかった。数枚の写真について関係者を探し出してその話を聞く、というのがほぼすべて。かなり少ない。まあ時間経っているからしょうがないけれども。
普通の市民の被害を個別具体的に見る、というのはエライ先生方がまとめてしまったものを読んだり見たりするのとはまた違ってて、すとんと胸にくる。ストレートに。
という点から考えると携帯電話で撮影した写真や動画がネット上に溢れているという状況は資料を集めるのに格好なんではないかとかちょっと思った。Googleとか意外なところですごい価値のあることやってるのかもしれん(ストリートビューなんかとは別にね)。
東方社の出していた『FRONT』という雑誌(対外広報用なので敵性語もOKなんだろうな)がちらっと写ったけど、写真がかなり格好良かった。ちょっと実物を見てみたい。
やっぱりすごそう。 → 幻のグラフィックデザイン誌:FRONT - kamihira_log