うほん。ちょっと長いけど引用させてもらいますん。

ところが映画としてはこれがなかなか面白いのだ。河瀬直美は自分でも自然分娩で産んだ(その瞬間を映画に撮った!)くらいの人だから、基本的には吉村医院とそこに集う妊婦たちにシンパシーを抱いているのだが、同時に吉村病院のほころびも撮ってしまっている。結局自然分娩で出てこなくて、救急車で近くの病院に搬送されて帝王切開で出産した妊婦とか、吉村医師が「神の摂理なんだから死ぬものは死ぬんだ」って言い放ってるとことか、助産婦の一人が、自分の妹が「ここの妊婦にはついていけない」と感じて吉村医院での出産を拒んだことを告白するとか。あきらかに河瀬直美のドキュメンタリスト魂が本人の思想を裏切っている。結果として吉村医院のカルトっぽさが浮かび上がってきているのである。

(強調は引用者)


これどっかで聞いたことのある話ですね。そうですね『小説のストラテジーですね。まんまですね。


しかし河瀬監督だからやっぱり聞き取れないんだろうな。DVDで字幕だしながら見るかな。