ハート・ロッカー 【The Hurt Locker:2008】

これも見てきた。


『ハート・ロッカー』


うーむ。面白かった。


陰謀も何もないけど、爆弾処理という素材だけで刺激が強い。


大人になると好きなものが減っていき、2つ3つになってしまう。自分にはひとつしか残っていない。と赤ん坊の息子に話しかけて再度戦場へ向かうところが、変に丸く常識的に納めないで壊れっぱなしな感じが出ていてよい。息子っていうじゃんよ、普通。お前だよって。


どうみてもジェームズよりも常識的で冷静で出来の良かった部下は最後の1日2日で折れてしまう。息子が欲しいって言いながら泣く。そのあとだからね。結局爆弾処理が好きだっていうの。


でも新規で着任したときに残り365日って出ていたからジェームズが最初にブラボー小隊に来た時にはすでに330日ほど過ぎていたはずで、それにしてはあの新兵っぽいやつは誰も撃ったことがなさそうだったあたり変だ。


爆弾処理についても面白かったけど、バレットが出てきたところもよかった。850mだっけ?あんなに見えないもんだとは思っていなかった。スナスコの倍率が低かったのかなあ。あと当たったらもっと吹き飛ぶもんだと思っていたけどそれほどではなかったな、この映画では。1500m先の標的を射殺したってのは本当なんだろうかね、バレット。


にしてもガイ・ピアースレイフ・ファインズがあんなだとは。『スモーキン・エース』のベン・アフレックを超えてる。しかも二人だぜ二人。贅沢なおばさんだな、キャスリン・ビグローは。