NHKスペシャル 菜の花畑の笑顔と銃弾
深夜やっていたのをうっかり見てしまいました。
去年誘拐されて殺された伊藤さんという青年の現地での活動が、彼の家族や仲間の話、彼の残した写真・ビデオに現地取材をあわせて紹介されていた。
すごく不毛な土地のようで、とても農業が成立するようは見えないのだけど灌漑の工事を行い、いろいろな作物に挑戦していたらしい。彼がいなくなったあとも試験農場を続けてお茶を出荷することができたというのが微かな希望であり救いになっている。
彼が撮った写真はとてもいい。その写真によって現地の子供と仲良くなり、その子供たちを通じて大人たちとも打ち解けていったという。でも一番いいのは彼自身が写った写真だった。
家族にもほとんど何も告げずに一人でアフガニスタンにいった内気な青年が不毛の地で元兵士ばかりの村人に囲まれながらあのような笑顔を見せていた、というあたりに複雑な何かを感じる。こういう日本人の青年もいるのだな、と。たぶん死ぬまであのようなところにはいかない私だけど、迫るものを感じた。
NHKでばっちり写されたPENTAXとdynabookの東芝はペシャワール会でなくてもいいからお金出せばいいと思った。余談だけど、中村哲というひとはなかなかすごい人なのかもしれないとこの番組を見て思った。
