これのどこがかわいいんだ?

さっきニュースでチラ見したこれ。


 頭を抱える「困った」ポーズで人気がある周南市徳山動物園のマレーグマ「ツヨシ君」をデザインしたオリジナルフレーム切手「クマのツヨシ君」が18日から、周南、山口、防府、下松各市で発行される。




これどんなもんかというとこんな。





youtubeの説明にムンクな日々って書いてあるとおり、これ病んでるんじゃないのか?耳の中でちいさな羽虫がぶんぶん飛んでいる幻聴に悩まされているのかもしれない。


いつだったか動物園のゴリラかなにかが狭い折の中で行ったり来たりし続けているのは精神的に参ってるんだって話を聞いたことがあるけど、このツヨシ君の動きはたぶんキチガイのそれだ。NHKのニュースでは“かわいい”とか言ってるメガネのおばさんが写っていたけどこれが病気だとわかっても“かわいい”とか言うだろうか。まぁマレーグマの習性なのかもしれないけど。


これみて、その昔右腕をブンブンと振り回しながら歩くおばあさんがいたことを思い出した。だいぶ腰のまがったそのばあさんは、右腕を胸から右前方へ向って裏拳を繰り出すように振り出しつつ(10回に1回ほど凄い勢いになる)、何やらぶつぶつと不平らしき言葉を吐きながら結構な勢いで僕らの通学路を歩いているのだった。小学生でも勝てるくらいのヨボヨボなのに怖かったからよく覚えている。


動物園やペットショップにいる動物で同じ行動を延々と繰り返しているのはみんなどこか壊れてしまってるんだろう。あれが『狂人』という名前で展示されている人間だとしたら怖くて悲しくて腹立たしくてしょうがなくなるに決まっているのに、動物だとかわいいと思う人も出てくるのだ。


あのゴリラの話がうそならいいけど、近所のペットショップのわんこ(自分の体の2.5倍くらいの狭い檻に入れられっぱなし)を見ると、やっぱり本当のことなんじゃないかと思う。