ネタばれありまくりますのでご注意を
ようやく読み終わりました。
- 作者: 仁木稔
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2007/04/01
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やべぇ。おもしれーじゃん。で、ど・こ・が?読みづらいんだろう。普通に読めたがな。
朝夕電車の中で読んだりしていたので結構ぶつ切りで読んだんですが(最近はみんなこう)、以下の話はその上でということでひとつ。
何箇所か、アンヘルがながーい演説を打つところがあって、これが結構つらい。本人が“こんだけしゃべってもあんま意味ないよね”とか思いつつ長くしゃべる。なんだかせっかく潜っていた小説の中から浮かび上がってしまうような感じで、現実世界に戻りそうになった。説明のためなんかなぁとか余計なことが浮かぶ。そこがもうちょいなんとかならんかったかなぁと。
あとはいい。たださ、三位一体ちゃんがかわいそうでさ。泣けるよな。どう見てもあのこだけ最後まで救いがない(あれは救いじゃないもん)もん。「稔ヒドス。鬼やあんた」とかよぎった。まぁなんやかんやで全部まるく納まるなんてそれはそれでしょーもな!とおもうに決まってるのでこれでよかったんだろうけど、弱いんだわ、幼女に(!)。
読み終わる前にあとがきとか『事実だけとは限りません』をチラ見していろいろ思った。カルラってチャーリーのスペイン語読みだとわかって何んとなく明るい終わり方を想像していたんだけどあっけなく殺されてごにょごにょ驚いたけど。そういやチャーリーかわいいんだわ『ファイア・スターター』の。ビデオおいてないんだ。見たいんだけど。だれか貸してください(DVD)。
そうそう。ご本人の話によると着用者というか生体甲冑からすべてが始まったらしいんですが、一番最初の開発時期が20世紀ということだったので、実際使われるようになったのは2200年とかその辺なんだけど実は開発当時20世紀に事件があったんですけどねNYで、みたいな話もありなんじゃないかなぁと想像したりしました。そんなときにエドワードのアレを見たので小説超えて一気に映画を思い浮かべたり。グアルディアは結晶化したりして冬眠状態に入るようだし(ああ、『バオー来訪者』もそんな話だったな)、『ラ・イストリア』や『グアルディア』の世界を壊さずに前日談できるじゃんとか。
おっと、話がどんどんずれていくな。いやね、あんだけ書き込んで作り上げた三位一体ちゃんをあんな風にしちゃって精神的にダメージ受けませんか?仁木さん。読者としては結構きつかったですわ。
追記:ホアキン・ドメニコもJDだな。フアニートもJuanitoだからJDの可能性があるな。いや、そんだけなんですけど…