帰り道。建物を出たとたん、ぽつ―――ぽつ、ぽつ、ぽつ…どっばぁあああああああーーー

もう目いっぱいまで水を溜めこんでいた空のそこが一気に抜けたような感じで、盆地全体が豪雨。見渡す限り豪雨。すげぇ。

しかしですよ。いくらなんでもひどい。バス停まで&バス停から駅ビルまでの短い距離なのに、しかも小さいながら傘をさしていたのに膝から下がびしょ濡れ。もう少し順序ってものがあんだろうがてめぇこら!と天に向かって罵ったらものすごい稲光と爆音。光ってからほとんど間をおかずに一帯の空気を一瞬にして引きちぎるような轟音。近くのビルの避雷針にでも落ちたんじゃないかと思う。

ということで図書館に寄るために定時ぎりぎりでスバヤク乗り込んだバスもまったくの無駄。なにもできずに帰って参りました。あーあ、せっかく『地中海』借りようと思っていたのになぁ。こりゃ神様が読まなくていいって言ってるのかもなあ。きっとそうだ。そうにちがいない。

そういえば、参道にそって色とりどりの屋台が並んでいたし、駅には浴衣を着たうら若き女性がうんさと雨宿りしていて、なにかのお祭りでもあったんだろうけど、今日はだめだろうなぁ。ご愁傷様。