ゴーイング マイ ホーム

終わった。最後まで面白かった。是枝監督えらい。


クーナという小人以外にこれといった特別な設定はなく、そのクーナについても座敷童程度というか、深くは突っ込んでいない。


やっぱりこれは『歩いても 歩いても』のTVドラマ版。


映し出されているものといえばごくふつーの家族のどうってことのない日常における“あるある”であって、そんなもの見て何が面白いの?という言葉が頭に浮かぶものの実際見ていると楽しいんだから仕方がない。


“あるある”とは言ったものの実はもう無くなっているような気がしないでもない。自分が子供のころであればあれは普通のできごとだったんだろうけど、今考えるとああいう家庭はもう少ないのかもしれない。


お棺のなかで口があいちゃうって話が、実は自分の祖父が亡くなった時とまったく同じでツボだった。紐かなんかで閉じさせろとか言ってるとこも同じ。笑えた。