晴れ

久しぶりに宝塚みた。


いちばん人気があるという星組の『オーシャンズ11』を見てきた。


柚希礼音(すらっとしていて頭はちいさく、見た目はかなり格好よかったなぁ)がダニー・オーシャン、夢咲ねね(歌が上手いかどうかは微妙だけど声はすばらしかったな。柚希さんよりよかったわ)がテス。ソダーバーグの映画版とはかなり違う。


映画版だとテスはたしか美術商だったのが、舞台では歌手、それもエコロジー活動に入れ込んでいるという設定。そのエコつながりで植林をしているNPOというのが出てくるんだけど、いまさらエコって…という感じで設定そのものにどうにもならん間抜け感が漂う。そのほかはまあ映画版と変わらないか。


あとマット・デイモンがやっていた役は偉大な父に対する息子がものすごーく悩んでいてすっごいシリアスになっていたのが不思議だった。もっと軽くしたほうがいいんだけど、まあ3番手くらいの役者に一曲歌わせたかっただけなのかもしれない。


カジノの厳重に守られた金庫を破るということで、舞台装置は結構こっていたように見えた。まあゲーム性はほとんどなくて、ちょっと見た目に派手だった、という程度だけども。でも吊られて宙に浮いていたりしたし、頑張ってる感じ。


一人かわいいい子(一人だけむっちりしてた)がいたのでそっちばっかり見てた。


専科の未沙のえるさんが最後の公演ということで、さすがに一番熱い星組ファン、ということだろうか、拍手が凄かった。彼女の演技はたしかによかったし、フィナーレのときの笑顔はすばらしかった。あれは周りにもいい影響があると思った。


そうそう、フィナーレのときに全員が持ってたしゃんしゃん(持ち物?)には11って電飾が付いてて目立ってた。あれもって踊る姿をみるといつもドリフターズのダンスを思い出すんだな。彼らは何も持ってなかったけど、腕の動きが似ている。なのでちょっと笑ってしまう。