西部決闘史 【Return of Sabata:1971】

見せていただきました。


西部決闘史 [DVD]

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・・・なんじゃこりゃああーっ


冒頭から????となって口ぽかーん。で、それは割とすぐに理解できたんだけど本筋(あったのか?)が始まるとそれはそれで口ぽかーんとならざるを得ない展開。


どこまでが本気なのかよく分からない線をずーっと綱渡りのように進んでいく。どこかで見たようなテイストだな、と思い出したのが日本の時代劇。なんか似ている。これもまあ西部劇だし、一種の時代劇だけども、マカロニウエスタンなところがオカシサに拍車をかけているような感じ。全体的に『ルパン三世』っぽいという意見も。ん。


キャストは主役のサバタ(サパタちゃう)を演じたリー・ヴァン・クリーフがそれなりにカッコいい。ただあの銃身の短いというか殆どない銃であの正確な銃撃はないわなー。


悪党の市も面白いキャラだったが、見た目を活かすほどの役ではなかった。あの兄にあの美女の妹というのがよく分からない。娼婦役のヒロインも美女だった。そういえば彼女はちょっと不二子っぽい。あと軽業師の兄弟?が面白い。一人は見た目が完全に『時計じかけのオレンジ』のマルコム・マクダウェルだった。ほんとうの悪党である市長の義理の弟が四角い顔でレプカっぽかった。


これはサバタという人物を主役にしたシリーズ物らしいんだけども、キャラが一定してないらしい。このサバタを中心にしたチーム物にしていればもっと面白くなったのかもしれない。『黄金の七人』の西部劇版ということで。


あ、結局『ルパン三世』じゃん。