晴れ


朝から奈良町をてくてく散歩。

しょっぱなに「ならっ布」へ寄って紙を見る。そのあとならまち格子の家に行く。

ここはほとんど京都の町家と同じ作り。おくどはんが細い土間にあって、階段は引き出しの付いた箪笥になっている。奥に坪庭があり、狭いながらお風呂もある。吹き抜けは子供にとっては楽しいかもしれない。でも夏暑く冬寒い感じ。

南下してならまち振興館による。ボランティアのガイドのおじさんがよくしゃべる人だった。大阪人。

もどってお店をフラフラ見て回る。猫カフェがあるというので行ってみると急病のためお休み、という張り紙。隣のお店に入ると犬がいた。かわいい。マロングレーというのか、シルバーのようにも見える毛並みの良さ。吉野山で見かけたあの犬種。ミニチュアダックスフントで、とととととーっと短い脚でこちらにやってくる。頭や鼻面をなでなでしてやると、すぐさまゴロンと寝ころんでお腹をみせる。なでてーなでてーってな感じ。もう可愛くてかわいくてたまらなかった。犬には数年ぶりに触れたような気がする。

商店街にもどり、手ぬぐいの「朱鳥」に入る。筆の柄のを一枚購入。どこがいいのか私にはわからなかった。

その後お昼を食べてトボトボ歩いてJR奈良駅へ。京都行きに乗って宇治で降りた。

伊藤久右衛門を目指して歩く。宇治橋西詰めにいくとRAAKと書かれたお店発見。また手ぬぐいだ。

とりあえずパフェが目的なのでスルーして南へ折れる。と、角に駿河屋が。きれいに並べられたつやつやの茶団子がかわいらしい。がこれもスルー。

この通りを歩いているとお茶の香りがすごい。特にほうじ茶のにおいが強い。そりゃ両側お茶屋さんだらけだから当然だけど、こんなとこ他にない(錦でもちょっとそういうところはあるけど)。

で、伊藤久右衛門についてみるとお茶の販売だけでパフェは本店でないといかんらしい。なーんだ、と思いつつそのままぶらぶら歩くと平等院



なんか入場料が高かったのでパス。あーやだやだ。10円のくせに!

で、宇治川向こうにある久右衛門本店まで歩く。が、結構な距離だった。どうも車で来る客しか考えていないような立地。

しかも着いてみるとお客だらけで30分は待たなければならないという。結局疲れただけで、西詰めまで戻り、今度は中村藤吉に入った。



ここは古くてぼろっちい大きめの民家をお店にしている。ただ大きな窓から見える宇治川の風景がなかなかいい。たぶん昔住んでいた人もこれが目的だったんじゃないかという感じ。

で、わたしが頼んだのがこれ。



なんとか寄せ、みたいな名前だった。忘れた。でも美味しかった。ほうじ茶も美味しかった。生茶ゼリーのなんとか、も美味しかった。ここは当たりでした。

そのあとJRまでもどりふたたび京都へ。途中踏切で車が立ち往生したとかで結構待たされた。

疲れていたので駅ビルで晩ごはんを食べてから帰宅。脚がいたい。すぐに就寝。