塔の上のラプンツェル 【Tangled:2010】

見てきた。


さすがディズニー、子供連れがたいへん多かった。


ラプンツェルだけど、赤ちゃんの時点ですでにかわいい。


大きくなったところはどうかと思ったら、これもなかなかかわいい。ラプンツェルを助けて城下まで供することになったフリン・ライダーもなかなか二枚目でいい感じ(『プリンセスと魔法のキス』の男よりずっといい)。


でもまあなんといっても悪役のばあさんの印象が強かった。最初は目がぎょろりとしていてどことなくティム・バートンのキャラクターのように見えていたのが、だんだん慣れてきて普通の人間に見え始めると途端にシェールにしか見えなくなってしまった。


魔法が解けて白髪でやせ細った老婆に戻るところは、ほとんど一瞬しか見られなかったけれどミシェル・ファイファーに似ていた。


ラプンツェルの両親は王様とお妃様だけど、王様のほうもどことなく見覚えのある感じの顔だったけれど思い出せない。


既視感といえば城下まで出ることをあきらめさせようとしたフリンが連れ込んだ飲み屋にいた悪党連中の面々もどこかで見たようなキャラクター満載だった。実はここが一番面白かった(一番きれいなのは紙でできた灯篭を飛ばすところ)。


その濃い面々のなかでも一等目立っていたのが酔いどれ爺さん。映画を作った連中にとってもお気に入りだったようで、この爺さんがおいしいところを全部持っていった感じ。


近衛隊長の愛馬マキシマスもかなり活躍していたけど、ありゃ完全に犬だ。


この映画の始まる前にジャック・ブラック主演の『ガリバー旅行記』の予告が流れたんだけど、やっぱり子供に受けていた。あと映画版『八日目の蝉』の予告も流れていたけど、微妙にラプンツェルと被ってたな〜と後で思った。あのばあさんがもうちょっと愛情を注いでいれば話は変っていただろうなぁと。しかしがんばって若さを維持したいような美女でもないんだよなぁ。