RED/レッド 【RED:2010】

3本目。


RED/レッド


1本目2本目がイマイチで、これはなんとかやってくれよー!と思いつつ見始めた。


もう、これひょっとして傑作になるんじゃないの?という感じで見ていてドキドキしていたんだけど、中盤、いや終盤かな、がくっと落ちてしまった。ちょうもったいない!あの前半の勢いそのまま最後まで行けよ。あほー。傑作になったのに!


ふう。惜しすぎて悔しい。役者はもう豪華の一言で、みんな良かった。ヒロインもあ、このひと『フライド・グリーントマト』の人だってすぐわかったけどあれ何年前だよ!ほんとに同じ人か?と思うほど若々しくて(そりゃ周りが周りだけど)胸もぼよんぼよんしてたし笑顔も良かった。マルコビッチは素で笑ってたシーンがあるほど楽しそうにやっていたし。


アクションもいいんだよ。冒頭でブルース・ウィリスが完全武装のチームに襲われるシーンも良かった(住宅地でミニミ撃ちまくるってどんなプロだよと思うけど)。ヘレン・ミレンがサブ・マシンガンやブローニングM2重機関銃ぶっ放してるところは最高。まったくばかばかしいんだけど、ウィリスやマルコビッチをRPGで直撃しようとしたシーンも面白かった。あれは許せる。あと、スピンするパトカーの運転席からドアを開けてすっと降り立ちすかさず射撃するシーンはかなりの出来。『ウォンテッド』でアンジェリーナ・ジョリーが車をスピンさせてマカヴォイを乗せるシーンと同じだけど、今回のほうが出来がいいし、効果的。こういうアクションガンガンやって最後まで行ってくれれば傑作になっていたのに!


すごい惜しい。もったいない。


でもね!その悔しさを慰めてくれるところがあった。CIAラングレーの地下にある資料保管庫で管理やってるおじいさんが出てくるんだけどこれがアーネスト・ボーグナインなの。twitterぜんぜん更新してないし(最初は孫の話とか呟いてた)、もう死にそうなのかなーとか思ってたらキタコレちょう元気だよ。上背もあって背筋もすっきり伸びていてセリフもしっかりしゃべってる。まだまだ役者できる。お世辞抜きで。94歳なんだぜ!あの爺さん。