人生万歳! 【Whatever Works:2009】

ウディ・アレンの監督40作目ということではまったくなく、エヴァン・レイチェルウッドが出ているから見た。とうっかり本音を言ったらお尻をけられた。


しかしお尻を蹴られたくらいでメゲルわけにはいかない。エヴァンは今回もキレイだった。アホな娘役だったけどわりと自然に見ることが出来た。その母親役をパトリシア・クラークソンがやっていて、けっこう楽しそうにやっていた。



映画自体はしゃべくり映画で、アクションも特撮も3Dもない。主役の頑固へんくつハゲ爺ボリスがしゃべるしゃべる。それもでかい声で。立て板に水。このおっさんが魅力的。おっさん好きは見ればいいと思った。天水館のジジさんは見ればいいと思う。


ただ、このおっさん(ラリー・デヴィッド)、ずっと見ているうちにウディ・アレンに見えてくるんだな。たぶん元気があれば自分で演じてたと思う。あ、やっぱりやってないかもしれないな。このボリスというおっさんとメロディという女の子って殆どウディ・アレン夫妻と変わらない年齢差でしょう。


ま、いいや。気楽に見られるしゃべくりコメディということでOKです。後半のザジっぽいといってもいいくらいのハチャメチャな展開も悪くない。微妙な加速感。