お熱いのがお好き 【Some Like It Hot:1959】
見た。
- 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
- 発売日: 2005/02/04
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ビリー・ワイルダー監督、主演はマリリン・モンローにトニー・カーチスにジャック・レモン。
禁酒法時代に酒場で演奏していた二人のミュージシャン、アルトサックスのジョー(カーチス)とウッドベースのジェリー(レモン)がマフィアの報復殺人の現場を目撃した所為でいのちを狙われたために、女性オンリーのバンドメンバーとしてシカゴを脱出、フロリダへ向かう。バンドのウクレレ兼ボーカル、シュガーを演じるのがマリリン・モンロー。
トニー・カーチスが演じる女たらしが酷い。酷いけれどもこの映画で一番損している役かもしれない。マリリン・モンローはただそこにいるだけで強烈だし、女装したあげく、富豪のエロ爺に惚れられたジャック・レモンはコメディアンとしての見せ所満載だし、富豪の爺さんは最後の最後で全部もっていってしまうくらいのセリフが用意されているし、一番無難でなーんにもないのが二枚目トニー・カーチスだった。
しかしあのオチはすごいわ。いかにもひとのよさそうなもともと鼻の下のながいエロ爺が一番すごいという。でもやっぱりジャック・レモンは面白い。ああいう気持ち悪いおばさん、実際いるし。
25歳という設定のシュガーだけどこの映画を取ったときのマリリン・モンローは33歳。でもそんなに違和感はなかった。女性からみると違うらしいけど。
追いかけてくるマフィア、スパッツをどういうオチにするのかと思ったらかなりハードボイルドだった。やってることがえげつなかったのであれでいいけど、そんなに気にならないのは脚本がいいのか監督がいいのか。
しかしこういうコメディっていっぱいあったような気がする。ひょっとしたらこれが最初の作品かもしれない。それほど典型的な動き、展開だった。あとは役者の腕のみせどころか。
DVDの特典映像で現在のトニー・カーチスのインタビューがあったんだけど、話す感じから声まで綿引勝彦にそっくりでワロタ。あと女性バンドのメンバーを演じていたおばあちゃんたちが数名でていた。はぁ。結構きれいなひともいたのに、なんでああなっちまうんだ。時間ってむごいわっ…
9月25日追記:これみて
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
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これを思い出した。こっちのほうが“女が女装する”という点でひねりが多いけど。
重大事件の目撃者になったためにいろいろ大変な思いをする映画、というのはいっぱいありそう。