せまい盆地を完全に蓋するように分厚い雲が空一面に居座っていた。

ときおり出来る隙間からは、強烈な陽光が差し込み瞬時に髪や肌を焼く。なので、蒸し暑いとはいっても雲があった方がまだ涼しいのでよかったのだった。でも蒸し暑かったな。

ゲゲゲの女房』で柱に「無為に過ごす!」とあって和んだ。ありゃもちろん働き過ぎだから意味があるわけで、私のように普段から無為に過ごしているような輩には「働く!」くらいでいいんだろう。どんなに働いたって自由にはなれないけどな。