ヒックとドラゴン 【How to Train Your Dragon:2010】

ついこの前ディズニー・ピクサーの『トイ・ストーリー3』を見たところだけど、私はこっちのほうが好きかもしれない。


予告なんかで見たときにはまったく期待していなかったというのもあるだろうけど、ひょっとして傑作ちゃうかこれ。


ヒック少年が魚を餌に(文字通りの意味)ドラゴンとコミュニケーションを取れるようになりその背中にのって飛ぶところまでのシーンがとってもいい。あの尾っぽの先に義手・義足ならぬ義鰭をつけ、ドラゴンの背につけた鞍にまたがり、その義ヒレの開閉をバイクのクラッチのようにペダルで操作するところがすんごいいい。ヒックに惚れた。


で、ドラゴンを乗りこなすまでのあれはまんま『アバター』だったわけだけど、私はこちらのほうがずっとよかった。見ていてつい足を踏ん張ったりしたもん。


で、終盤は怪獣映画になっていて、これがまた楽しかった。リリースされたクラーケンかと思ったぜ(『タイタンの戦い』は見てません)。


で、ヒックのあの最後ね。鍛冶屋のおじさんの存在のおかげで、なんというかハードルは引き下げられてはいたけれど、やるかそこまで、という感じがした。でもやっぱりこれは子供向け、でいいんだろうな。自分が子供でもたぶん気に入ったと思う。