ウルフマン 【The Wolfman:2010】

見た。


『ウルフマン』(ウォーーン、音が出ます)


いやぁ、エミリー・ブラントかわええええええ。ありゃええの。『プラダを着た悪魔』でも良かったけど、こういうのもいいねー。


おっと、違うちがう。皆さんのおっしゃってたことがよーっく分かりました。アンソニー・ホプキンス悪いわるいw


てめえの責任だろうに、息子のローレンス(ベニチオ・デルトロ)が目を覚ましたところで、『大変なことやったな、お前』(You've done terrible things.)
とかいいながらすんごい楽しそうな眼をしてるの。根っからの悪だわ、このおっさん。


グリーン・ゾーン』と違ってとっても単純なストーリーで最後までまっしぐら一直線。いろいろステレオタイプステロタイプとかいわねえからな、俺は)というかわかりやすいキャラなんですけどもあんま気にならない。殆ど意味がないし。


ちょっと気になったのは狼男の動き。四足で走るところが微妙に変に感じた(『パーシージャクソン』のミノタウロスと同じ)けど、それ以外はとてもいい。変身シーンも今の技術を使ってるにも関わらずどこか懐かしい感じのビジュアルで、結構すき。アナログっぽい。精神科医に囲まれて明るい部屋でバキバキ言わせながら変身するところとか特に。自分の理解を超えた事態を前に妄想に逃げたとか言ってた精神科医がまんまブーメランでぶち殺されるところが気持ちいいのなんの。わかんねーからって適当にストーリーつくって病名付けてんじゃねえよ糞どもがぁああああああああってな感じでとてもいい。惜しむらくは主治医とその拷問助手のバカしか殺してないという点。言った通り(I will kill all of you!)全部ぶち殺せばよかったのに。ふう。


可哀想なのはヒューゴ・ウィーヴィングが演じた警部。なかなか頭もよく勇敢な男だったのに、あれはないわ。自覚もあったみたいだから自決するかな?と思ったけどしなかった。ひょっとしたらPart2作るのかな。作らんわな。


どことなく『ジェヴォーダンの獣』っぽかった。特撮部分のアナログチックなところとかも。


あと、台詞ではさかんにジブシージプシーゆうてるのに流浪民とか書くなよ。アフォかと。


で、そういや狼男爵ってあったよな、とおもい本屋へ行ったら光文社文庫の装丁が一新してた。前よりずっといい。で、パラパラ見て驚いた。著者紹介の写真て前からアレだったっけ。モナリザみたいな写真だったぜ。で、私は『モンティニーの狼男爵』は持ってるんだけども、実家にあるやもしれず、それはもはや持っていないのとほとんど同義なのでもう一冊買ったのだった。いまカバー見返しの写真をちらっ、ちらっと見てはニヤニヤしてるところ。


最後に。エミリー・ブラントかわええ。