明け方トイレにいかにゃと目が覚めたときに気が付いた。

がしがしと、それはもうすごい勢いで自分の頭を掻いていた。そりゃ痛いはずだ。毛も抜けるわ。

いつからこんなことやっているのか分からないけど、やっぱ頭のなかがおかしいんだろうな。ふう。

などと考えていてふと思い出した。『かいじゅうたちのいるところ』のマックスみたいな子供が嫌いでしょうがなかったんだけども、ひょっとしたら今の自分も同じようなもんではないかと。

もともと、いわゆる子供らしい子供が嫌いなんだけども、それは自分がそういう子供ではなかったからで、もうちょっと我慢しろよカスッと思うと同時にどこか羨ましく思っていた裏返し。でもマックスのようなキーキーうるさく暴れるやつが嫌いなのは、また別の理由がありそうだと。

(千葉の落花生うめーな)

あれはなんというか、分るんだ。ああいうの分かる。あ、とすると結局同じ理由か。うーん。

子供のころからずっと変わっていないんだけども、私はこの世のルール(人間が作っているルール。物理法則はOK、気にならない)。がよくわからないし、分らないから従いたくない。でもそういうわけにはいかない(部分的には反抗してるんだけども)。

そんな状態を続けているとやっぱりマックスやキャロルみたいにキーッ!!とかウガーッ!!とか奇声獣声を上げながら暴れたくなるのは当たり前じゃないのかと思ったわけです。でもよいこだった自分はできなかったし、今もできないので寝ているあいだに頭をガシガシ掻いてるんじゃないのかと。実際振り返ってみると、顔には全然出ないんだけども頭のなかであんな風に暴れたいと感じている(思ってる、ではない)ことがちょいちょいあるし。

要するに自分をみるのが嫌なのね、きっと。