幸せのレシピ 【No Reservations:2007】

これを見た。


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ドイツ映画のリメイクだというけど、オリジナルは見ていない。


一人暮らしをしている有能なフレンチのシェフ、ケイト(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)のところへ向かっていた姉とその娘ゾーイが事故にあって姉が亡くなってしまい、父親のいないゾーイを引き取ることになって、さあたいへん。しかも勤め先のレストランには新しい、それもとびきり有能なイタリアンのシェフ、ニック(アーロン・エッカート)がやってきて自分の地位を脅かされて、これまた、さあたいへん。というお話。


タイトルといいジャケットといい基本的にハッピーエンドなのは分かりきっているんだけど、母親を亡くした娘ゾーイがずーっとずーっとメソメソしてるし、ケイトはケイトでそんな姪っこを持て余してるし、見ていて面倒くさい。長すぎるのか、メリハリがなさすぎるのか、おっこれで大丈夫なんだろうな〜と思ったらまた元通りのどんよりにという繰り返しが、つらい。


そりゃ、可哀そうだとは思うけど。というか実際だったらもっと重いんだろうけど。あと音楽鬱陶しい。


アーロン・エッカートはコメディのほうがいいかも。キャサリンはいつも通り、こんなもんだろう。子役は、うーん、えーと、ダコタ・ファニングに雰囲気が似ている。アメリカだとああいうのが受けるのかな。


レストランのオーナーがパトリシア・クラークソンで、彼女くらいの迫力がないとすでにベテランの領域にはいったキャサリンの重しにはなれないのね、と思った。結構優しいしいい感じだったのに、一遍にシェフ二人が消えてしまって少しかわいそう。ま、ジェニー・ウェイドが昇格したということにしておきましょう。かわいいし。