自転車で買い物に出かけた。ターミナル駅の近くの踏切で上り下り合わせて4,5本分待っていた。私の前には二人の小学生が同じく自転車にまたがったまま話し込んでいた。

話を聞いているとどうやら彼らはこの踏切を渡ろうとしているのではなく、目の前を行きかう電車について熱っぽく語り合っているらしかった。そういえば小学校はもう夏休みだったのだ。

踏切が開く前、最後に通過した電車が見た目にも色褪せており、車両やパンタグラフの形からいっても相当古い車両だった。その色褪せた水色の電車には「あおぞらⅡ号」と書かれていた。それを見た小学生が叫んだ。「うわー、あおぞらやん。わかっとったらカメラもってきたのにー!!うわーー」

やっぱり子どもは阿呆が一番。