豪雨。雷も。

あさバス停に向かう時に向こうからタバコを吸いながら歩いてくるバカ(推定60歳)がいた。寝ぼけていたのでそのまますれ違うところだったが、煙を吸い込んで目が覚めた。

「ちょっと、ここで吸うの止めてくださいよ」

そのまま行こうとするバカ。

「ここタバコ禁止されたんですよ」(されてなくても消させるが)

「知らなかった」といいつつそのまま行こうとするバカ。

「消してください」と少し大きな声で言った。

「ごめんなさいね」といいつつそのまま行こうとするバカ。

「消してください」右手でバカの上体を抑えて足を止めさせてさらに大きな声で言った。

「わかった」といいつつ道路へ下りていッたバカはタバコをそのまま金属の格子でふたがされている側溝へ捨てやがった。重くてがっちり嵌った蓋は取れそうにない。

「ちょ、お前なにしとんねん、あほか!」とつい言ってしまった。

まあバカであることはタバコ云々関係なく、緩み(ゆるみ)きった口元に、弛み(たるみ)きった顔をみれば一目瞭然なんだが。皆さんの周りにも居るでしょ?少なくとも見たことはあるはず。目が垂れていてほっぺも垂れていて唇は少し厚ぼったくてしかも開きっぱなし。

つうか見た目ではっきりわかっちまうくらいのバカってどうなんだ。

今度会ったらしばきたおしちゃる。触るのも汚らしい屑だが、仕方あるまい。

というかー。側溝に捨てた瞬間、おっさんの頭をその格子の蓋に叩きつけて心太のようにぐしゃぐしゃにする光景が頭をよぎりました。『ダークナイト』でジョーカーがマフィアの頭を机の上に立てた鉛筆めがけてガンッと叩きつけたように。ふう。ムカツクゼ全く。