朝起きた時には晴れていたが、すぐに降り出した。天気予報は凄い。

着いてからしばらくして鼻水が出始める。それが止まらない。

洟をかんでもかんでも止まらない。しばらくするとつーンと刺すような刺激。涙がでてくしゃみが出て鼻水がでる。

それも全部右側。なんかに似ているなと思ったらティッシュで作ったこよりでツンツンしたような刺激。

そこでハタと気がついた。鼻毛だ。成長した鼻毛が、事もあろうに自らの鼻腔をツンツンと刺激しているのだ。そうに違いない。

穢れた大気から己が身を守る器官としての役割を果たしている分には感謝している。が、しかし。分を超えて成長し、本体を苦しめるなぞ言語道断本末転倒である。

しかし鼻毛の成長を御するのはむつかしい。というかどうにも手が出せない。いったいどうすればいいのだ。これでは自己免疫のようなものではないか。鼻毛、頑張りすぎるのイクナイ!鼻毛よ、伸び過ぎたまふことなかれ。

まったく無駄な一日であった。明日は少しマシになってくれんかのう。