心臓の弱い人は見てはいけません

ここまで激しくなるとは思ってなかった。

21日のイラン国営テレビによると、大統領選の結果をめぐる混乱が続く首都テヘラン(Tehran)で起こった新たな騒乱で少なくとも10人が死亡した。イランの情勢はイスラム革命以来、最悪の危機的状態となっている。




まさかこんな事態にまで発展するとは思ってなかった。これまでそうとう圧迫を感じていたということだろうか。映像をみると革命後に生まれ育った年齢の人も多そうだけど、彼らはなにを基準にして現状を否定し、改革を求めているんだろうか。革命前を知っている人たちなら、比較できるだろうけど。


今回、Twitterへの投稿が話題になってるから、ネットワークを通じて外の世界の情報が若い世代に浸透してたってことかもしれない。昔で言う西側諸国の人々の生活の様子ってのは、独裁政権にとってはそれだけで体制を揺るがす猛毒のようなものに映っているのかもしれん。実際それだけの威力はあるのかもしれない。マクドにスタバに民主主義。


話は変わるけれど、同じ記事の中に次のような記述がある。

国営テレビは、テヘラン20日も改革派と当局の間で激しい衝突があり、10人が死亡、100人以上が負傷したと伝えているが、その原因は銃と爆弾で武装した「テロリスト」たちのせいだと報道した。国営メディアがこれまでに伝えた死者の数は最低でも17人となった。

(強調は私)



クソ低能なサル顔大統領のお陰で猫も杓子も、それこそテロリスト自身も、自らにとって都合が悪い敵のことをみんなテロリストと呼ぶようになっちまった。意味ねえ。テロリストと呼べば裁判なしで射殺OKってね。最悪だ。やっぱり大量破壊兵器が出てこなかったことに対する責任を取らせなかったのがいけなかった。身内で〆とけっていうのはこういうことかな?合衆国内?西側諸国内?身内ってもんの範囲がわからんな(sk-44氏のいう身内についてもひっかかりがあるので、そのうち考えまする)。


以下に、銃撃を受けて亡くなった少女(Neda)の動画へのリンクを貼る。これほど強烈な動画はテロリストによる首切り動画以来で、一度見ると忘れられなくなる。亡くなっていくその様子(瞬間じゃないところが辛すぎる)が映し出されています。周囲のひとたちの叫びも、一生のうちにあっても数回しか聞くことがないんじゃないかと思うような、そんな叫び声です。心臓止まって死んでもしりません。ご覧になる方は自分の意志でどうぞ。



YouTube - Neda - Iranian girl shot by Basij


これも娯楽的消費というやつかな?とにかく強烈すぎて娯楽とは思えないけど。子どもには見せてはいけない気がする。年齢制限があるけれど、あんなものあってないようなもんだ。AVやタバコや酒と一緒で。


しかしなぜ実弾を撃つんだ。誰が撃ったんだ。丸腰の、しかも少女に向かって。こんなに死人が出たら、どの立場の人間にとっても状況が難しくなって誰一人得をする者はいないと思うんだけど、誰が指示しやがったんだ。キチガイか悪魔的な人間か。それともシステムに忠実だったアイヒマンのような人間だろうか。