ターミネーター4 【Terminator Salvation】 死ぬのは慣れてる

先行上映見てきた。日曜2回目で5%の入り。


んー、普通に面白い映画だったなぁ。映像的にすげーってのもなかったしストーリーも驚くような展開があったわけでもないけど。


上映前の予告で『トランスフォーマー: リベンジ』を見た所為か『T4』にでてきたロボットワームが金属生命体のように見えた。


『審判の日』後のロサンゼルスをうろついているターミネータ(ハーヴェスター)は骸骨むき出しのロボットなんだけど、人型である必要はないと思うんだ。現実にも既にプロトタイプが存在するらしいバイク型のモトターミネータークリスチャン・ベールはこいつに乗ったとたんバットマンになってしまうのだった。しゃべり方も相変わらずバットマンだったし)の存在を考えるともっと他にあるだろうに、と。それとも市街戦には人型がいいんだろうか。





テーマというかストーリーとしてはこれまでの『ターミネーター』に『マトリックス』とか『トータルリコール』を混ぜたような感じ。『宇宙戦争』のトライポッドもあったな。なんかスピルバーグが絡んでるのかな、どっかで。スカイネットが収集した人間を押しこむところだってホロコーストっぽかったし。


2003年、サイバーダインの遺伝子部門のセレーナ・コーガン博士(ヘレナ・ボナム・カーター:なぜか末期癌)と研究用に献体する契約をして死刑執行されたマーカス・ライト(サム・ワーシントン)がジョン・コナー(クリスチャン・ベール:右の眼もと、鼻にあるオデキは取ったほうがいいのに!気になってしまった)と並んで主役。サム・ワーシントンはなかなか味のあるよい顔をしていた。頑丈そうだし、いかにもオーストラリアという感じで役に合ってる。頑丈キャラではメル・ギブソンラッセル・クロウ、そのつぎくらいに来るかも。


2018年に蘇った彼はすっぽんぽんだったけれど、そのヘンに転がっていた抵抗軍の死体から服をはぎ取って着る(シリーズお約束なんだろうけど、裸の必要ないのにね、ストーリー的に)。その服がですね、ソ連軍というかドイツ軍というかなんかああいう制服。で、こないだ見た『ディファイアンス』ビエルスキ兄弟のでかいやつやってたリーヴ・シュレイバーを連想。特に二枚目でもないし地味な顔でごつごつした感じがよく似ている。


ところでスカイネットってタイムマシン持ってたんだよね。だったらさ、2018年からみた未来のスカイネットから最新のテクノロジーを送ってくるんじゃないの?それを繰り返すとイクスポーネンシャルで技術が進化するんじゃねえの?サイバーダインのターミネータ作成技術だって未来から来たわけで、あの世界ではOKのはずだ。タイムマシンは壊されて回復しないって展開があったっけ?


ま、他にもいろいろ細かいツッコミどころ(なぜあんな派手にドンパチする?隠れてるんだろ?とかおまえそれ素直に貰うのかよ、ジョン、とか)はあるけれど、まあいいかな。続編も作るだろうし見てみるか。


最後に。シュワルツェネッガー知事はスケジュールが合わずに出演していないということだったけど、本人いらないね。そりゃアンドロイドだという設定だからOKっていうレベルだけど、そろそろほんとに役者いらん時代に入ってきたかなと思った。あとスカイネットのターミネータ製造ラインはTOYOTAに間違いない。抵抗軍が使ってるPCもSONY製だし、大丈夫問題ない。


あ、そうそう。スター役の子役の女の子(Jadagrace Berry)がかわいらしい。でもショービジネスからはこれで足を洗ったほうがいいよ。マイケル・ジャクソンみたいになっちゃうよ(なんとなく似てる気がした)。