ハンティング・パーティ 【The Hunting Party】

これを見た。


ハンティング・パーティ-CIAの陰謀- [DVD]

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最近見たDVDになんどか予告が入ってたのを見て借りた。ん。微妙。


ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の報道に携わっていたジャーナリストが戦後、セルビア側の指導者だった男(いまでは戦争犯罪人)を捕まえようとするお話。本当にあったことに基づいている、というあたりが微妙さの原因かもしれない。



ただ、表情からなにかを読み取ることが難しい顔をしたセルビア人やクロアチア人やムスリムに囲まれて文字通り右往左往しているうちに、人里離れた山奥でいきなり銃を頭につきつけられ、処刑寸前まで行くところなどなかなか緊張感があって面白い。いや、本当にさくっと殺してしまってもおかしくないようなそんな顔と環境なんだもん。すっごい殺しやすい感じ。


リチャード・ギアと現地女性の話とかオチは要らなかったような気もする。あるいは逆に、ギャグだらけにしてしまえばよかったような気もする。カラジッチのそっくりさんがいかにも“そっくりさん”という顔ですこしチビ。といったようなところとか兎に角中途半端に混ざった感じが気持ち悪い。


ありゃぁちょっときっかけさえあればまた虐殺が始まるなぁ。そんないやな予感だけはしっかり残ってしまった。


追記:そういえば、リチャード・ギアテレンス・ハワード(目がいいなぁ、やっぱ)たちがCIAの暗殺者チームと間違えられる場面があって、ターゲットもターゲットなので『虐殺器官』を思い出してしまった。ここのところこればっかりなんですけど、精神に異常をきたさないでしょうか、わたし。