クローバーフィールド/HAKAISHA(なんだよこの邦題!) 【Cloverfield】

これを見た。


クローバーフィールド/HAKAISHA スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

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ハンディカムで撮った映画なので大変画面がゆれて気持ち悪い、と聞いていたけど大したことはなかった。


というか、あまりにも揺れてくると、意識が映像から音声にシフトするみたい。無理、と思った時点で映像を諦めるみたい。


で、映画のほうはといえば。日本に副社長として転勤することになった男を送りだすパーティが開かれ、送る言葉をビデオで撮影していると大きな地震のような揺れと一時的な停電が起き、電力が復活したのでTVで確かめていると、すぐ近所でなにか大きな事故・テロが起きたようだということがわかり、野次馬で屋上へいって見てみようとドヤドヤ行ってみたところずっと向こうに見える高層ビルが大爆発をおこして火の玉がこちらにぶっ飛んできてビルを破壊したところでようやくやばいと気がついたパーティー参加者がビルから飛び出てみると自由の女神の頭が何回かビルの壁面にぶつかりつつもこちらへと吹っ飛んできて路駐している車をぺしゃんこにして止まる。と、頭が飛んできた方向を見ると一瞬巨大な化け物が見え、テロではないらしいと分かるが、わかったところでどうしようもなく、というか生物である以上どういう風に動くのか予測ができない分テロよりたちが悪い、けれども分からないからと言ってじっとしていても危ないからマンハッタンから逃げようとするけれどもいろいろあってやっぱり無理でした、というお話。


まぁ、実際巻き込まれたらああなるのかな?と思うし、ビデオも頑張ればあのくらい撮影したがる阿呆もいるだろうけど、結局最後までそれだけ、ということで役者が頑張って演技していてもやっぱり飽きてしまう。


ちょっと気に入らないのは、ヘリ、さっさと離れろよ、というのと送り出すなら拳銃の一丁くらい渡してやれよ兵隊さんよ、ということくらいか。


あと、チビの化け物が『ミスト』のとよく似ていた。


あと、『ザ・ワールド・イズ・マイン』のヒグマドンをこれくらいの迫力で撮れるなら、映画で見てみたい。



追記:自由の女神の頭を見て思い出したのがミミ・レダーの『ディープ・インパクト』なんだけど、なんかこう、マンハッタンというかアメリカの象徴なのね。あれが壊れるとなんかとにかくすげー!ってなるんだろうな。そういえば『猿の惑星』も似たようなものだ。誰かが「映画の中の自由の女神像」についてまとめてないかな。面白そうだけど。


日本だとなんだ。上野の西郷どんとか忠犬ハチ公とかモヤイ像が吹き飛んできても笑えるだけだなぁ。