チェ 28歳の革命 【Che: Part One/The Argentine】
初日。これを見てきた。
映画『★CHEチェ 28歳の革命』
直後のメモから。
- なんだ、この超真面目映画は!(『オーシャンズ11』とか続いていたからギャップを感じるのかも。あるいは、ソダーバーグが題材であるゲバラに遠慮しているというか、怯えてるというか)
- ゲリラ戦は、不謹慎ですが、面白い。
- 地理的な知識があればもっと面白く見られたはず。
- 待ち伏せ食らって大半の同志を失ったキューバ上陸の場面がなかったのが残念。映画が始まって間もないところに、もっとも強烈な戦闘シーンが来ると映画としてのバランスが悪くなるからだろうか。
- 骨折のシーンがなかった。撮影したけどカットした?もっとも全体的に見せすぎないような感じだったので、その流れなのかもしれない。
- ジャングルの中をうろつくところでは当然『戦争の法』を想起した!
- メインのストーリーは普通のカラー、キューバ上陸前がすこしくすんだカラー、革命後の国連での演説・ニューヨークのシーンがモノクロと細かく使い分け。
- 国連のところは実際の記録映像に似せてあるようなので、モノクロにしたのかもしれない。
- パナマだったかな?中南米の弱小国家の微妙な立場が面白かった。
- 特殊任務でお出かけした政府軍の指揮官がレイ・リオッタに似ていた。レイ・リオッタが出始めのころは二枚目俳優だと思っていたけど、バカでやな奴とか小悪党の役ばかりが続いているところを見ると
あの手の顔はあちらの人たちには悪党顔なんだろうかと思った。
僕としてはもうちょっと非情なゲバラが見たかった。基本的にカメラはゲリラ側にあり、政府軍のほうはたまにしか映らない。包囲されて押し込まれているビルや列車の中にいる正規軍も見てみたかった。でもまあ、面白かった。後半も見る。決めた。
追記:大事なこと忘れてた。
映画の役者よりも本人のほうがハンサムだ!これはかなり珍しいんではなかろうか。顔って大事だね。いま反米の急先鋒といえばチャベスだけど、彼がジャンボ尾崎のような顔ではなく、トム・クルーズのような顔だったらもっと幅広く、ひょっとしたらアメリカを動かせるくらいの世論を作り出せたかもしれない。ケネディも見た目の影響大だし、ああいう感じ。