ミュリエルの結婚 【Muriel's Wedding】
深夜TVでやっていたので見た。
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 1997/03/21
- メディア: VHS
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トニ・コレットがでぶでぶに太っていた。なんというかデブ加減がリアルで気持ち悪かった。で、このデブで冴えないミュリエルが最後にはダイエットに成功して美女になってハッピーエンドに。とはいかず、結局デブのままだった。
市議会の議長を務める脂狸の親父が、自分の子供たちを「この役立たずどもめ!」と年中罵っている。その所為なのか生まれつきなのかわからないけれど実際5人の子供は見るからに役立たず。その長女がミュリエル。ただ一人まともに見えた母親も精神的に病んでいるらしいことがわかってくる。
で、この一家のダメさ加減が異常にリアルに感じられて正直気持ち悪かった。一応最後にはミュリエルが一歩を踏み出すハッピーエンドとなっているんだけども。なんというのか、笑えない。
あれだけのショックを与えないと前進できないほど潰された人格というのを示すにはあれくらいしないといけないんだろうなぁ。とはいえ、お母さんがちょっとかわいそうだった。ま、そういう自分は誰が死んだって変わることがないほどダメダメなんですが。あっ、そうか。あのダメさは自分を見ているようで嫌だったのか。うーむ。