晴れ


雲ひとつない素晴らしい青空。と思ったのだが、本当に雲ひとつないのだろうか?という思いに捕らわれたのが良くなかった。軽く口を開けたままくるりとその場で見回すと丁度反対側にうすーい雲が見えた。チッ。素直に目の前の青空だけ見て満足しておれば良いものをツマラン性格が災いしてケチが付いてしまった。ま、薄くたなびく雲というのも悪くないけどさ。

この快晴のお陰で昼間は暖かさを感じることもあったけれど、日が沈むと途端に冷たさがよみがえる。地面から冷気が湧き出すように。