何でも腐っているのがいちばん美味いんだ。

レンタルが安かったので借りたPart.2

ツィゴイネルワイゼン [DVD]

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いつまでも“じゃ、じゃ、じゃじゃじゃ、じゃ、じゃ、じゃじゃじゃ”という音が頭に残る。そしてねずみのようにつながって歩くメクラの三人連れの姿が強烈。


画面の色合いも気持ち悪い。延々とこれが続く。どうみてもキチガイ映画です、ありがとうございました。といった感じ。いや、ほんとうにありがとうということです。キチガイっぽさが面白い。


この映画に出てくるような古めかしい屋敷なんかの雰囲気というのを、これまで生きてきたなかのどこかで刷り込まれているからこそ、デジャヴを感じるんだけど、一体どこで見たのかこれといった記憶がない。


まぁ、竹久夢二なんかの絵とかチラッと見ただけで結構記憶に刻まれたりしているので、それと同じような強い印象を残すチラッを沢山経験した結果、実際はどこにも無かったかもしれない怪しい“明治、大正、昭和初期”(語呂がいいなこれ)をあたまの中に作ったのでしょうたぶん。


微妙に悪夢なんだけれど。


などと書いてますが、ほんとは途中で挫折しました。映画がどうというのではなくて、あまりにも疲れてしまったので、寝てしまったということです。でも再生されていたわけで、気持ち悪い音や台詞がまどろんだ意識に沁み込んでしまったらしく、起きたとき最悪に気持ち悪かった。


見直す予定。