出来ておる喃、山口貴由は

シグルイ 1 (チャンピオンREDコミックス)

シグルイ 1 (チャンピオンREDコミックス)

シグルイ 2 (チャンピオンREDコミックス)

シグルイ 2 (チャンピオンREDコミックス)

シグルイ 3 (チャンピオンREDコミックス)

シグルイ 3 (チャンピオンREDコミックス)

シグルイ 4 (チャンピオンREDコミックス)

シグルイ 4 (チャンピオンREDコミックス)

シグルイ 5 (チャンピオンREDコミックス)

シグルイ 5 (チャンピオンREDコミックス)

シグルイ 6 (チャンピオンREDコミックス)

シグルイ 6 (チャンピオンREDコミックス)

シグルイ 7 (チャンピオンREDコミックス)

シグルイ 7 (チャンピオンREDコミックス)

シグルイ 8 (チャンピオンREDコミックス)

シグルイ 8 (チャンピオンREDコミックス)




読み始めのころはどうも色物だなぁなどと思っていた。いや、いまでも色物なんだけど。ちょっと内臓見せすぎだし。


だがしかし。6,7,8巻あたりの盛り上がりは只者ではない。特に8巻なんて、これこそ剣豪小説の、時代小説のおもしろさというあたりが非常によく現れていて、明らかに漫画にして良かったなぁという出来で、当然物凄く盛り上がっている。


どれくらいって、“キチガイながら葵の紋所を背負っているという殿様であるから、通常ならありえないとされる真剣を用いた御前試合なんかも開けてしまい、しかも登場するのは破足盲目の剣士vs隻腕の剣士というすごい設定”もいらないくらい8巻が面白い。


しかし、山田風太郎の忍者ものを漫画化した『バジリスク』はつまらないんだよなぁ。やっぱり漫画家の腕だろうか。


9巻はもう直ぐ出る。そのあとが辛いなぁ。


ああ、そういえば。6巻で虎眼の指がバラバラと切り落とされた場面で、その昔手のひらを切ったときの感覚を思い出した。そのあとに読んだ斬られる場面の全てが、それまでと違ってグッとリアルに感じられるようになった。だから面白いんだろうか。