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- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 発売日: 2006/10/12
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世にも冴えないイギリス男クライブ・オーウェンに正義の黒人デンゼル・ワシントンにそろそろ皺も目立ち始めたけれどそこから知性も滲んでいるクールビューティジョディー・フォスターに祈るおっちゃんウィレム・デフォーがそろい踏みというといいすぎなんだけれども豪華なのは間違いなく。
なんだかヘンな映画。どうもずれている。なにがどうずれているのかよく判らないんだけど、ずれてる。
終ってみると、なんというか謎解きがメインなんだろうなと思いつつ、それほどの謎だったか?という気もする。
ナチのお話も、映画の中ではかなり大事として扱われているにも係わらずどうも中途半端にしか見えない。
映画の中というか映画でしか見ないけれど、アメリカ人にとってナチのホロコーストって物凄い悪というか純粋な悪というか非の打ち所のない悪というか問答無用に悪みたいで、そこはいつもよく判らないまま、ああそうなんだ位にしか思ってこなかったけど、アメリカ人がどうもそういう教育を受けている所為なのか、ユダヤ人が多い所為なのか、兎も角あの感覚はよく判らない。逆に日本人にとっての原爆の感じも彼らにはわからないのかもしれない。んー。
そうそう。ジョディー・フォスターも勿体無い感じだった。ウィレム・デフォーに至ってははっきり言って誰でもいいじゃんくらいの役だった。オーウェンだって、なにやら一本芯の通ったというか信念がある犯罪者というつもりらしいんだけど、そこも中途半端だったしな。デンゼル・ワシントンだけがいつもどおりの正義の味方。なんか『レディー・キラーズ』っぽい中途半端さだったなぁ。あっちのほうがましか。
結局一番おもしろかったのは取調室のおっぱいだけ。