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れなぷーが声を当てていたのは知っていたんだが。かえって遠のいてしまった。
- 出版社/メーカー: アニプレックス
- 発売日: 2006/09/27
- メディア: DVD
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これは結構すごい。いや、これはチベットそのまんまじゃん、そのままチベットとして描いちゃまずいの?とかそれこそ実写でやればいいじゃん(@哲也くんと将之くん)といった感じなんですけれど。けれど。
かなりの部分がスチールカメラやビデオカメラのファインダーから覗いた光景(どれくらいかというとですね、カメラマンが手を放したカメラなんかも机の上でしっかり録画しているわけですよ)で、手振れというか持ち手=視点の動きに合わせて揺れ動く。焦点距離なんかの表示も一応動く。これは結構、こもった感じがして、単に戦場だからというのとは別なヘンな緊張感がある。
で、二足歩行ロボットだけど、あんまり必要はないかもしれない。もう少し車に近いままでも良かったんじゃないかなと。ま、いいけれど。
あとは、国連軍の中の人達がそれらしくしゃべってそれらしく命がけで働いているのもいい。まパトレイバーほど表には出てこないけど。
一応の敵役であるポー?とかいう、はっきり言うとダライ・ラマだけど、気持ち悪い。チェリー=錯乱坊@うる星やつらをグロテスクにしたような坊主。その配下の暗殺集団はみんなお祭りの夜店で売っている忍者ハットリくんのお面を被っていて、なめとんか!と。どうも20世紀少年くさい。ま、これもいいか。
実はまだ結末は見ていないので誰もばらさないように。ネタばれするのは一向に構わないのだが、ネタばれされるのはもっすごムカつく。ああ、そうですよ、わたしゃぁ批判は受け入れませんぜ。全脚下だ。ここはわたしのおうこくなのだからな。はははは。ひとがごみのようだッ!
あ、そういえば、遊牧民のゲルを回って歩くアメリカ留学もしたという現地人医師がどうみてもアラーキーだ。医師アラーキーを被写体にしてるというのは、なんかあるんですかね、監督。
ただし、やっぱり田中麗奈たんの声がなぁ。微妙だ。どうせならみんな声優じゃないのを使ってみても良かったのかもしれない。浮いている、れなぷぅ。はぁ。
そういや麗奈たんは『夕凪の街 桜の国』に出てたなぁ。しかし映画館まで行く気になれん。いや、麗奈たんはいい。さらに言うと麻生久美子たんもイメージにぴったりだし、このへんのキャスティングは個人的に満点なんだが。男が全滅だ。
予告の番組をチラッと見たけど、男が下手すぎ(堺正章ウッキーも含む)。芝居が臭すぎる。有り得ん。芝居は知らんが、麻生久美子の相手役の男がバカ。なんだか必死に広島について話していたけど、バカ。おいおまえだまれと。なんであんなの使うんだろう。他に居るだろうに。あれで台無しなんだけどな。