殊能たんのお言葉だけど。

昨夜(7/21)は細田守監督「時をかける少女」(2006)をけっこう真剣に見た。

いい映画だとは思ったけど、「アニメにする必要があるのか?」「SFにする必要があるのか?」とはちょっとだけ思った。



なんなんだろうねこれ。哲也さんも同じようなこと、というかまったく同じことを書いてたなぁ。あれは今監督の『千年女優』だったか。


アニメなのは細田監督がアニメ畑の人だからで、『時をかける少女』やりてぇと思ったからというだけではダメなんでしょうか。ね。SFはしょうがない。タイムリープしなけりゃ時をかける少女にならないから。


これはTVの話しなんだけども、逆に、実写にする必要あるのか?というような漫画を原作にした糞ドラマがあふれているんだけど、TVっ子の殊能先生はそのあたりどのように思われてるのでしょうか。漫画(というか原作)のほうが好きだと映画にしろTVにしろ、とりあえず実写化やめて〜と思うのは何故なんだろう。そういえばアメコミの実写映画はそんな風に思わない。


やっぱり実写の邦画(TVドラマ)って糞ばっかりだからでしょう。ぺんぺん草も生えないような邦画世界でなんでアニメなの?って言われてもなぁ。アニメの方がマシな率が高いもん。


あれね、アニメーション世界の人が実写とることあるけど、実写の監督がアニメーション撮ったってのは聞かないな。してみるとやっぱり実写のほうがヒエラルキーが高いのか。でも、監督にとっちゃアニメーションの方が、背景やらキャラクターの演技やらが実写よりもコントロールできるだろうから、いいと思うけどな。完璧主義なら実写は辛いだろ。


宮崎駿が実写撮るとしたらいいもんできるんだろうか。黒澤明並に完璧さを求めることが許されれば、役者やスタッフが堪えられれば、いいものができるかもしれないね。そこまでして実写撮る必要あんのか?ってのはこの際。置いといて。