おもろうて やがてかなしき 図書整備

NHKニュースで泣いた。


どこぞの僻地の小学校では図書が足りないという。先生が自前の本を使っていたり、子供がバラバラになりかけた本をセロハンテープで修繕したり(おまえもうちょっと丁寧に貼れよ。皺になってるうえにナナめっておるだろうが。ぼけ)する様子が映っておった。


なんでも学級数に応じて、そろえておくべき本の数が決まっているものの、その水準に達しているところはあまりないらしい。一応国主導で推進しているので予算が出ているんだけども、図書整備費といいながらなにに使ってもいいというわけのわからん交付金ということで、件の町では120万程度の図書整備費のうち、実際に図書整備に使ったのが60万円ということだった。


半分ピンはねというのもすごいが、こどもの図書のお金を流用するっておまえ、お年玉くすねる親より情けないぞ。それに手を付けたら大人としてお仕舞いだろうが。と思ったんだけど、意外と多いらしい。

 しかし、この図書整備費は、地方交付税で措置されたものですので、各自治体で自動的に図書の購入費になるわけではありません。地方交付税は使途が制限されず、どう使うかは各自治体の裁量ですから他に予算を流用されることもあります。昨年度も30%の自治体しか図書購入費に使っていません。



いくらなんでも30%って。困ってというより自治体の連中が恥知らずなだけな気がしてきた。国が使途を限定しないのも変だし。“日本終ったな”というのはこういうときに使うんだろうな。