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これはすごい! 業界の中の人の話だから具体的で判りやすい。中の人とは平沢進氏。ま、僕は『ベルセルク』で聞いただけですけど。
何かというと音楽家と著作権、もっと言えば、音楽家とJASRACの話。
平沢氏: メジャーレーベルを辞めて自分で配信するようになってからは、作品の売れ行きは伸びて、マーケットも広がってます。無料のMP3配信を監視していると、ダウンロードが24時間止まらないんです。そうしているうちに、次は世界中からCDの注文が入ってくる。そう考えると、無料で音楽を配信すること、コピープロテクトをかけないことは、プロモーションにつながるんです。これはものすごい威力ですよ。お金を払ってまで欲しいと思ってくれなければ、やってる意味がない。違法コピーしてそれで満足してしまうようなものであれば、それは自分のせいだと。作品がその程度のものでしかないと判断する姿勢を、今のところ持っています。
もう全部ゴシックで強調したいくらい。
この部分は僕が前にJASRACやyoutubeについて書いたものと同じ傾向のお話なので興奮してしまいました。
JASRACについて
youtubeについて:スプー騒動ね
他にも
――補償金は、JASRACを離れた平沢さんにも支払われているわけですか。
平沢氏: ちゃんと分配されています。支分権の一部をJASRACに登録していますので、連絡先と振り込み先は知っていますから、分配されるわけですね。ですがお金の振り分け方は、私にも全くわかりません。
なんて話もあり、また著作権を出版会社へ譲渡する形をとっているとか、そこを通すだけで50%天引きしやがるとかいろいろとひどい話が載っています。文化庁の天下り先なんだろうか。