関西ラグビーまつり@近鉄花園ラグビー場

第一回関西ラグビーまつりに行ってきた。高校生の試合は見なかったが、大畑大介選手の表彰と近鉄ライナーズvs同志社トヨタ自動車ヴェルブリッツvs神戸製鋼コベルコスティーラーズの2試合を見ることが出来た。





近鉄vs同志社大学は終了10分前に近鉄が同点に追いつき、最後の最後に逆転するという展開で、なかなか見ごたえがあって良かった。特に近鉄の6番の選手(金選手だったかな、ドレッドのひと)が激しく熱いプレーを繰り返していて面白かった。


トヨタvs神戸製鋼トヨタの圧勝。完膚なきまでに叩きのめされる神戸製鋼に対し、酔っ払いなのかどうか分からないがおっさんの怒号が時折スタンドへと撃ち込まれた。ただ、日差しのきつい反対側の屋根の無い観客席からは小学生と思しき集団が頑張れー神戸ー!と声を張り上げていた。選手に聞こえたんだろうか。聞こえていたにしてはあまりにも不甲斐ない試合内容だった。ミスが多すぎる上、トヨタフォワードに圧倒され、モールあるいはスクラムをくんだまま押し込まれてトライを決められるシーンが三度ほどあったように思う。あとね、正面健司が一人おいしいところをもっていきすぎ。楽すぎるだろお前ーwwと。


主催者の話によると、今回の入場者数はこの前大畑が国際試合の最多トライを決めた日本代表の試合よりもぐっと多かったらしい。子供も多く、お年寄りも結構いた。今回の催しは一応成功したと言えるんだろう。んが、隣接する練習グラウンドだったかで行われたガーデンパーティーは大失敗だった。日差しが強く、日陰もない狭い会場に多すぎる客を入れ、しかも用意した軽食は質・量ともに惨憺たるもの。自分たちが売ったチケットの枚数くらい把握しておけ。そんでもって入れ替え制にしてもっとゆっくり出来る環境を作るべきだった。あの状態で病人が出なかったのは単に運がよかっただけだ。とはいえ、試合が終わって疲れているだろう選手たちがやってきて写真を一緒に撮ったりサインをしたりといったサービスをしてくれたのは良かったと思う。シャツいっぱいにいろんな選手のサインを書いてもらった子供とか、親子そろって選手と一緒に写真を撮っている様子はこれまた悪いものではなかった。特に大畑選手は凄い人気で、会場の隅に大きな人だかりが出来てサインや写真撮影に応じていた。まぁ、迫力で言えば元木さんが飛びぬけていて、その迫力がどれくらいかというと刀でもさしていた方が似合ってるくらいだった。ま、ぎこちない笑顔ながら子供と写真に写っていたけど。ありゃ男惚れする男というやつですね。


最後になんとか会長がちょっと砕けた感じで謝罪していたが、もっとちゃんと謝れ。


しかし今日は本当に暑く、選手たちは大変だっただろうと思うんだけど、本気の試合を見ることが出来た。あとOBの試合とかオーバー40の人たちの練習風景とかなかなか渋くてよかった。チビ助を連れたちょいデブでちょい不細工でスエットにセッタという一見してDQNだとわかる若い父親が“親父ぃー”と大きな声で呼びかけたので、そちらのほうへ振り向くとそこには60をとうに過ぎているだろう白髪のラガーマンがピシッとしたユニフォーム姿で背筋を伸ばして立っていたのには笑った。おおー、何時きたんだ?とニコニコしながら孫を迎える姿はなかなか清々しいもんでした。おしまい。