やっべ。迂闊にも24時から見てしまった。んでさっき起きた。

影武者 [DVD]

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七人の侍』のときも思ったけれど、馬って凄い。黒澤明監督は相当な馬好きだったんじゃないかなぁ。あの迫力はそうは無いよ。『ロード・オブ・ザ・リング』で出てきた騎馬民族も結構なものだったけども、動きといい音といい黒澤映画の馬すげぇ。長篠の合戦の場面なんていくら平地とはいえあれだけの数の騎馬があの速度で疾走するなんて信じられん。死人出てないのかな撮影で。


仲代達矢が気味悪かった。一人二役で一方は戦国時代のカリスマ武田信玄、一方は磔にされそうだった下賎の盗人。仲代さんは何を考えて演じ分けてるんだろうななどと考えながら見ていたらちょっと興味が褪めた。素直に見ないと損だな。ということで馬以外はあまり記憶に残らなかった。信長がカッコよかったくらいか。最後の合戦後を映した場面が長すぎたのがだめだった。もうちょい短くてもいいんじゃないでしょうか。勝頼の話じゃないからいいんだろうけど。


そう、影法師仲代が見た悪夢のシーンが時代を感じさせるというか絵が好きだった監督らしい出来だと思ったんだけども、いまいち乗れなかった。いまはこういうシーンはCGだもんな。それに慣れている僕は、今監督が生きていたら意外にCG技術なんかをいっぱい使って、もっともっと自分のイメージどおりの作品を作ることが出来たんじゃないのかなと思った。ま、凝りすぎていつまでたってもCGシーンにOKが出ない気もするけど。


エンドロール。筆書きのカタカナでジョージ・ルーカスとフランシス・コッポラの名前が登場。和露田。