キングコング

いやぁ、忙しいだのなんだのいっときながら観た。位置取りは最高で、音もそこそこ(例のうぜーアンチ海賊版のCMはいつもどおりやっていたけど)。


落ちる猿と登る牛といったところでした。谷底では蝕も見られたし。よかったのはコックで、驚いたときに右目を開けていたのが印象的。ありゃラピュタの鉱山にいそうなキャラクターだった。なにもあんなのに食べられなくてもいいのにな(コング役もやってるみたい)。『失われた世界』みたいな、あれを初めて読んだときの興奮にちかい体験を今になってできるというのはこれすげぇ。


ただエンパイアステイトのシーンはその高さの所為でまったく落ち着けなくてずーっと腰の辺りがフニャフニャだったのが情けない。あの状態を腰砕けというのだろうか。いくらお猿さんであるコングでもビルは滑るだろってどきどきしっぱなしだったし。NYで暴れまわる姿は『ゴジラ』よりも『スパイダーマン』よりもよかった。あと船のシーンもよかった(船長かこえー)。『パーフェクトストーム』を2時間も見る必要ないな。CGの質感というか物理的にそういう動きはないでしょということがなく、物が落ちる様子や跳ねるところはかなりリアルで。コングも本物のシルバーバックのようで、いろんな傷の具合とか歯とか毛とか凄かったです。最後の一匹があんなことになるなんてとても哀しかったです(小2)。


髑髏島では何でもでっかいのな。虫もゴリラも蝙蝠も。人間だけ小さい。海草だってでかかった。遺跡もでかいな。そういう統一感。


とか、まあいろいろあるんですけど、てけ2さんの仰っていたとおり映画館で見る映画でした。


あ、あと映画会社のおっさんで前田忠明みたいなのがいたけどどっかで見たことあるんだな。TVシリーズかな。気になる。ならんか。