読めよな

いや僭越というか烏滸がましいんですけど。昨日の『敵』で思い出したもので。

将軍が目醒めた時 (新潮文庫 つ 4-4)

将軍が目醒めた時 (新潮文庫 つ 4-4)

これ新潮社だからうぜーんだけど仕方ない。これは短編集なんだけどもこの中に『乗越駅の刑罰』というのがある。これウマー!!!!!!!!!なのです。というかベスト。


筒井大先生は変なもの実験的なものをたくさん書いてらっしゃいますが少なくともこれはオーソドックスな感じの短編。ですが、すげぇ。一回読んだだけでこれほどくっきりはっきり覚えている小説って他に記憶にありません。これってバランスとかリズムとか出来すぎなくらい良く出来てる。つーか完璧か?


夕暮れの空気が素晴らしく恐ろしい一篇でした。