うむ。最悪な朝であった。 駅へむかふ途中、バカが歩きながら煙草を吸っていた。おれのほうが歩く速度が速いので、少しずつ距離が縮まる。足音を聞いたその男は、左手の煙草を右手へと持ちかへた。おれから火を遠ざけたつもりらしい。 俺は思わず言った「そ…
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