オデッセイ 【The martian:2015】

面白い、というので見てきた。


面白かった。


ゴールデングローブでコメディ部門だったということでどういうことかと思ったけれど、見てみると確かにコメディだった。『アメリカン・ビューティー』ほどシリアスなところはないけれど、ちょっとブラックなコメディ。80年台あたりの音楽の使い方が良かった。船長の趣味だということだけど、この映画の作り手のだれかさんの「恥ずかしいんだけど好きなんだよな」っていう感じがすごく出ていたように思った。ドナ・サマーのホットスタッフも面白かったけれどエンディングのI will surviveも笑えた。

内容は火星に取り残されてしまったマット・デイモンがどうやって生き残り救出されるのかどうか、っていうだけ。火星のロビンソン・クルーソー。というかサバイバルの感じは『アポロ13』に近い。植物学者だったから火星でも有機栽培できましたという話なんだけどマイケル・ペーニャの「植物学なんて科学じゃねえし」には吹き出した。

冒頭息を吹き返したマット・デイモンが立ち上がって歩き始めるところで宇宙服のヘルメットにカメラマンが映り込んでいるように見えたけどどうなのかビデオが出たら確かめたい。あ、あとアレス4のために置かれていたMars Ascent Vehicleに乗り込んで脱出、ヘルメスに拾ってもらうんだけど、それどうなの?4年後のミッションに使うMAVをすでに設置するって変じゃないの?と思った。