コードネーム U.N.C.L.E. 【The Man from U.N.C.L.E.:2015】

見てきた。


見る前から思っていたことだけど、黒髪のほうがソ連で金髪の方がアメリカのエージェントっていうほうが良かったんだけどなーっと。でもまあ見てしまうとこれはこれでいいかな、とも思う。


ナポレオン・ソロを演じたのが“マン・オブ・スティール”ヘンリー・カヴィルイリヤ・クリヤキンを演じたのが“ローン・レンジャーアーミー・ハマー。ヒロインやヒュー・グラントをいれた主要なキャラクターの中で最も細かく背景が描かれているのがイリヤだったということもあってイリヤこそが主役だろうと思っていたんだけどどうも違うという人もいるらしい。イリヤが目立っているので『ナポレオン・ソロ』ではなく『The man from U.N.C.L.E.』というタイトルになったんじゃないかなと思ってるんだけど。


ナポレオン・ソロが女性にモテモテで手先の器用な泥棒というだけならキャラクター的にも容貌的にも『ホワイト・カラー』のニール・キャフリーそのままだし、役者の顔としてもマット・ボマーで出来たんだろうと思う。軽さで言えばヘンリー・カヴィルよりマット・ボマーのほうが合っているくらい。ただアクションを考えるとヘンリー・カヴィルのガタイの良さ、胸板の厚さのほうが説得力がある。


逃げる悪党とそれを追うナポレオンとイリヤ、というシーンでは3者の配置がどうなっているかを見せるためだと思うんだけど、変わったカメラワークというか編集がなされていたけれどうまく行っているとは言い難い。スプリット・スクリーンもいつものガイ・リッチーのリズムの良さがなかったように思う。


古い車が沢山でているのは見ていて楽しい。ただあの時代の女性のファッションはあんまり好きではないのでその辺はいまいち。ヒロインのお顔も好きではないし。悪役の女は化粧や顔つきがパリス・ヒルトンっかったな。あれが吹き飛んだのは面白かった。